2013年02月14日

金魚ガールズ - 詳細情報


GPub第一弾作品
ごとう隼平『金魚ガールズ』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00BCNDLKA/



キンドルで"イラブ"を出すと決めた時、まっさきに思い浮かんだのがこの話でした。

この物語は、2012年の夏にニュースになった実話をモチーフにしています。四人の少女たちと、金魚にまつわる騒動…、僕はこのニュースを聞いた時から、この事件をどこかに形として残したいと思っていました。

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小さな頃の、小さな冒険。漫画や小説、フィクションの世界ではありふれたものですが、それを実際にやった子たちがいる。これは僕が常々、創作の世界について感じていたことに、とても重要な、キーとなる出来事でした。

近年は情報にあふれ、読者の方が制作の裏側まで知ることができるようになりました。
キャラデザ、キャラ設定、CV…、そういう言葉が当たり前のように使われ、漫画やアニメの登場人物が、さも制作物であり、人の手で作り上げられたものだ、、ということを前提に、誰もがそこに気をつかうことなく話題にしていると思います。
でも、落ち着いて考えれば、大好きな登場人物や物語が、実際にはいない、空想の産物だ、という事実ほど寂しく、空虚になるものはないと思うのですが、どうでしょうか。

そしてそんな風に感じていた中で起きたこの事件は、すべてのフィクションを現実に引き戻す、大事件だったのです…僕の中では。
これが現実にあるのだから、あの物語も現実にあっておかしくはない…と、この世のすべてのフィクションに、リアリティの後押しをしてくれたように、僕には思えました。
そして本来物語は、そいういうものだったはずなんです。この世にある物語のすべては、実際にあった体験を元にしてでなければ作れない。完全なフィクションなんてないのですから。この出来事で僕は、実体験と創作物との繋がりを、思い出すことができました。

だから、どうしてもこの、本当にあった、ニュースにもなった、中学生四人のまるで映画のような青春を、残しておきたかったんです。…たぶん。


イラストにつきましては、もはや言うことは何もありません。
ぜひご覧になって、確かめていただければと思います。

あ、ひとつ言うことありました…
キンドルでご覧の方には裏技として、液晶の”明るさの自動調整”をオフにして、明るさマックスで見ていただくと、また違った印象になります。どうぞお試しを!


装丁につきましては、大学からの友人で銀塩少年でも素晴らしいデザインをしてくれた、5bangの小田嶋君がやってくれています。(おかげさまで銀塩少年はいくつかのデザイン関連本に載せさせていただいてます。)

電子書籍という新しい媒体で、クリアすべき課題も多かったですが、楽しく進められました。最初に注文したのは、小さなサムネイルになることも多いので、それでも分かりやすくして欲しい、ということ。まさにその要望を満たす素晴らしい表紙ができたと思います。どうもありがとう!


というわけでフルカラー36ページ、GPub第一弾のイラストブック、細部まで妥協なく作りました。…この世界のどこかにいる、四人の登場人物たちにも届いてくれるでしょうか。

『金魚ガールズ』、どうぞよろしくお願いします!


追記:
今回発売させていただいた感想をFacebookノートのほうに書きました。よろしければこちらも。
http://fb.me/1ZpiaDaEQ (アカウントがなくてもお読みいただけます。)


posted by ごとう at 03:50 | 作品情報